土産物企画・卸売の不二屋本店(函館市西桔梗町、名取明彦社長)は、新たな土産品として「松前三宝漬」(160グラム入り、税込み1080円)を市内の土産物店などで販売している。道南の郷土料理・松前漬けに道産ホタテやキンメダイ、数の子といった“海の宝”をふんだんに入れ、観光客のほか、地元向けにもPRしている。
同社で毎年、年度初めに合わせ開発している自社製品の一つ。道南の水産加工品として松前漬けは多く販売されているが、土産物としてほかにはない商品を目指し企画。道産コンブ、イカのほか、ホタテ、キンメダイ、数の子を入れ、ウニのペーストを使ったしょう油がアクセントとなり、ご飯や酒のつまみにぴったりの味付けとなっている。
商品は丸井今井函館店で取り扱うお中元セレクトギフトの一つとなっているほか、同デパートや函館空港、函館駅などの土産店で販売。同社業務部の小梨信一次長は「地場の商品としてぜひ地元の方に食べてもらいたい」と話している。(飯尾遼太)