【上ノ国】道の駅「上ノ国もんじゅ」のレストランで2月から始めた新メニュー「しまえびおどり喰い」が人気を集めている。塩水に入ったシマエビの殻を自らむいて食べるシステムで、1食7尾入り、500円(税込み)で提供している。
道の駅では1月末から、同町汐吹の上ノ国漁港・汐吹地区で水揚げされた活シマエビの量り売りを開始したが「より最高の鮮度で味わってもらいたい」との思いで、同メニューを企画。エビを塩水入りのボールに入れて、生きたままの状態で提供する。
塩水に浸かった状態ではおとなしいエビだが、手で触れたり、触れようとすると勢いよく跳ねることがあり、電子機器や衣類などに塩水がかからないように注意が必要。また、殻をむいた後は、エビの色素で指先がやや赤くなる。
ターゲットに、生きたエビを見たことのない子どもを連れた観光客を想定していたが、1人客や地元客の利用が多いという。同館では「産地でしか味わえない、ぷりっぷりの食感を楽しんでもらいたい」と話している。提供は、シマエビ漁が続く4月下旬ごろまで。問い合わせは同館(0139・55・3955)へ。(入江智一)