【北斗】JA新はこだての農産物直売所「あぐりへい屋」(東前62)は、北斗市産の健康野菜「ビーツ」を使ったバニラシェイクを販売している。大さじ一杯ほどのビーツピューレをバニラシェイクの上に載せ、混ぜるとピンク色に変化する。色の変化を楽しみながら、牛乳の消費拡大につなげる考えだ。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う休校や飲食店の休業などで、道内の牛乳や乳製品も行き場を失い、苦境に立たされた。JAは6月中旬~8月末に「トライミルク」キャンペーンとして、あぐりへい屋で販売するソフトクリーム、シェイクを増量し、利用者から好評を得た。今回はトライミルクの第2弾で、栄養満点の野菜とコラボレーションした。
ピューレ加工は、函館市昭和4の北海道フレッシュフーズに依頼。ビーツシェイクは本来、1杯350円(税込み)で販売するところ、発売記念で300円(同)で提供する。ビーツがなくなり次第終了。
ビーツは「スーパーフード」と呼ばれる健康野菜で、血行促進による疲労回復と代謝アップ、むくみの改善、高血圧予防、肝機能向上、腸内環境の調整に効果があるとされる。ロシア料理のボルシチに欠かせない野菜として知られる。
JA東前事業所の小川慎一所長は「ビーツシェイクは道内でも珍しいのでは。ビーツそのものは味がないため、色の変化を楽しんでほしい。普段取りづらい栄養を摂取しつつ、牛乳の消費拡大につなげたい」と話す。
営業は午前9時半~午後4時。月曜定休。問い合わせは同店(0138・77・7779)へ。(山崎大和)