道民のソウルドリンク「ガラナ」を使ったビアカクテル「函館ガラビー」の「無料大試飲会」（函館ガラビー協会主催）が１３日、五稜郭タワーアトリウムで開かれた。大勢の市民や観光客が訪れ、新たな函館のご当地カクテルを堪能（たんのう）した。
函館ガラビーは３年前に同協会の高野信子会長が経営する居酒屋「魚まさ」（本町）で提供を開始。翌年に普及を目指して協会を立ち上げ、現在は道南を中心に１００店舗以上で提供されている。作り方はビールが６、ガラナが４の割合で、ビールメーカーは自由だが、ガラナは七飯町の飲料メーカー・小原の「コアップガラナ」に限定。
試飲会は昨年１１月に続き２回目。ビールメーカー５社の協力を受け、それぞれのビールを使った５種類の函館ガラビーを提供。開始前から来場者が長蛇の列をつくり、飲み比べを楽しんでいた。このほかにも、地元の水産加工会社がイカやサケの珍味を振る舞った。
大阪府高槻市の自営業、坂下由美子さん（４５）は「ビールは最初の一口しかおいしいと思わないけれど、ガラビーならごくごく飲める。お土産で買って家でも試してみたい」と笑顔を見せた。
高野会長は「来年は函館ガラビーをメインとしたフェスを計画している。地域の飲食店や関係する方たちのつながりが生まれるような活動をこれからも続けていきたい」と話していた。（金子真人）
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