棒二森屋本館7階のレストランで二十数年前まで提供されていた幻のラーメン「棒二麺」が18、20、21日の3日間、各日20食限定で復活する。同店は「当時提供されていた味に、限りなく近づけた懐かしのメニューをぜひ味わって」と呼び掛けている。
棒二麺は来年1月31日の閉店に向けた、メモリアル企画の一つ「懐かしのメニュー復活」の第1弾として登場。醤油ベースのあんかけに定番の玉子縮れ麺、モヤシや細切りにしたタケノコ、ニンジン、キクラゲやかまぼこなどがトッピングされ、かつて大人気メニューとして一世を風靡(ふうび)した、懐かしのラーメンだ。
復活に当たっては、提供されていた当時の味を知る従業員やOB、OGらへ協力を要請。9月ごろから試行錯誤を重ね、味の再現にこぎつけた。値段は1杯700円(税込み)。同レストランでは現在、あんかけ焼きそばが人気を集めており、関係者は「あんかけラーメンである棒二麺の人気が、焼きそばに受け継がれているのでは」とみる。同店は「今回は期間限定だが、反響があれば継続することも考えたい」としている。本館7階レストラン「和家」の営業時間は午前11時―午後6時(同5時15分ラストオーダー)。
同店ではこのほかにも、ハロウィーンやお歳暮、年始の初売りなどに向けさまざまな企画を計画しており、来年1月末の閉店まで「お客さまに寄り添った店づくりに取り組んでいく」として大勢の来店を呼び掛けている。(野口賢清)