今月開業したJR函館駅前の複合商業施設「ハコビバ」で7日、広場にあるシンボルツリーの点灯式が行われた。関係者の鏡開きに合わせ、高さ15メートルのヒムロスギが緑色にライトアップされた。
ハコビバは飲食店や水産物販売店、貸衣装店などが入る「函館駅前横丁」、ホテル、スポーツジム、カフェなどで構成し、1日に開業。7日は開業記念イベントが開かれ、多くの家族連れらに菓子や鮭汁が振る舞われた。
ライトアップは日没後に、ヒムロスギを大小7個の電灯で囲むように午前0時まで照らす。施設を建設した大和ハウス工業の堀福次郎顧問は「夜の函館観光を代表する『誘人灯』にしたい」と話した。
祝賀会で工藤寿樹市長は「20年以上の懸案だった市有地に立派な施設ができた。棒二森屋の閉店後、寂しくなった駅前地区の活性化につながれば」とあいさつした。(深津慶太)