来年1月末に閉店するJR函館駅前の百貨店「棒二森屋」をめぐり、函館市西部地区の26町会で構成する市町会連合会西部地区協議会(会長・木村鶴一大手町会長)は4日、閉店後の再開発を計画するイオン(千葉市)の岡田元也社長宛てに、アネックス館の閉店延期問題について面会を求める要望書を郵送した。
同協議会は8月中旬にも、岡田社長にアネックス館の閉店延期を求める要望書を提出したが「イオン側からは回答もなく、私たちの思いが伝わっているのか不安」(木村会長)と、所属する全26町会長の承認を得て、今月中旬にも面会を求める要望書を提出した。
木村会長は「地域住民からは不安ばかりが聞こえてくる。イオン側には市民の声を尊重していただけるようお願いしていきたい」と話している。
アネックスの閉店延期に関しては、7月にも市や函館都心商店街振興組合など市内5団体が、同店を運営する中合(福島市)に要望書を提出したが、同社の黒崎浩一社長は難色を示している。(金子真人)