北海道新幹線開業に向け、函館市追分町の食品製造業、カドウフーズ(嘉堂聖也社長)は、美容と健康に着目した機能性スイーツ「はこだて雪んこ ひかり」を開発し、開業日までの発売を目指している。函館の新たな土産品として売り出すとともに、医療機関でも販売したい考えだ。
厚沢部産のサツマイモ「黄金千貫(こがねせんがん)」を使ったあんとホイップクリームを薄い餅で包んだ同社の主力商品「はこだて雪んこ」の新シリーズ。サツマイモのあんにミネラル分を豊富に含むガゴメコンブや整腸効果のある乳酸菌を配合。「健康で明るい生活を送ってほしい」(嘉堂社長)との思いを込めて商品名を“ひかり”とした。市内や近郊の土産店ほか病院の売店などにも置き、初年度は500万円の売り上げを目標としている。
新商品は、原料のサツマイモの供給を受ける厚沢部町の農業、ノアール(岩崎弘芳社長)とともに国の農商工連携事業の認定を受けて開発。24日に北海道中小企業家同友会函館事務所で開かれた認定式で、嘉堂社長は「地域に根差した地域ならではの商品で、函館の魅力を発信していきたい」と意欲を語った。
価格は2個入り500円(税込み)。問い合わせは同社(☎0138・62・6077)へ。(金子真人)