新型コロナウイルスの影響で臨時休館していた函館市民プール(千代台町22)が9日、1カ月ぶりに営業を再開した。待ちわびた市民らが久しぶりの水の感触を楽しんだ。
新型コロナの感染拡大防止のため、3月3日から休館。同20日には市内の公共施設が一部再開したものの、同プールは定期点検を控えていたため、新年度でのオープンを目指して準備を進めてきた。再開にあたって、入口に消毒液を設置。採暖室の利用も当面の間禁止したほか、更衣室の消毒や換気を徹底して感染症対策を講じた。
この日は平日にもかかわらず、午前10時の開館と共に多くの利用者が訪れ、正午までに約20人が来館。開館から50メートルプールで約2時間泳いだ市内の女性(41)は「大きなプールで久しぶりに泳ぎ、気分転換になった。健康状態を保つためにも今後も利用したい」とほほ笑んだ。(佐々木 司)