合同会社箱バル不動産は運営する西部地区のまちやど「SMALL TOWN HOSTEL」(函館市末広町)の宿泊券を販売している。格安での貸し切りができるほか、割り引き券になるチケットで、新型コロナ禍収束後の〝未来の予約〟を受け付けている。
コミュニケーションを重視し、函館の旧市街地の魅力を宿泊者に伝える同施設も、2月以降キャンセルが続き、3月は1日1組限定で営業したが、4月の1カ月間は休業に踏み切った。予約者に苦渋の決断を伝えると逆に励ましの声をもらった蒲生寛之代表(36)は「宿の未来の予約を買ってくれる人がいるのはモチベーションになる。応援してもらえる仕掛けを用意しようと考えた」と話す。
最大13人まで泊まれる貸し切り券は30枚限定で1万8000円。5000円、3000円券は各500円増のチケットとして精算時に使用できる。購入日から1年間の有効。詳細は(https://smalltownhostel.hakobar.com/)へ。(今井正一)