シーニック・クルーズ(オーストラリア)が運航する豪華客船「シーニック・エクリプスⅡ」(1万7085トン)が7日、函館港若松埠頭(ふとう)に初入港した。
同船はバハマ船籍で、全ての船室がベランダ付きのスイートルームというラグジュアリー船。水深約200メートルまで潜航可能な潜水艦、ゾディアック(複合艇)、カヤック、スキューバダイビング装備などを備える。南極や北極、ヨーロッパ、中南米など世界各地で探検クルーズ船として運航している
4日に東京を出港。大洗と仙台を経て3番目の寄港地として、7日午後2時ごろ、若松埠頭に接岸した。
乗客216人は、待機していた観光バスやタクシーに乗り込み、五稜郭タワーや西部地区などの観光スポットへと向かった。
同船は同日午後7時ごろ、次の寄港地である秋田へ向けて出港。佐渡島、金沢、境港、韓国・釜山、広島、神戸などを巡り、20日に出港地の東京へ戻る。(市丸和秀)