北海道新幹線開業に伴い、JR江差線五稜郭―木古内間37・8キロの経営を引き継ぐ第三セクター「道南いさりび鉄道」(函館、小上一郎社長)は19日、通勤・通学定期券の発売を、本社(若松町12)や五稜郭駅などで始めた。事前発売は25日まで。いさりび鉄道も開業機運が盛り上がってきた。
本社と五稜郭駅で扱うのは、いさりび鉄道区間のみと、いさりび鉄道とJR北海道をまたがる区間。定期券は利用開始日の7日前から購入できるため、この日の販売開始となった。
通学定期券の新規購入または通学乗車区間を変更して購入する場合は、学校が発行する通学証明書が必要となる。通勤は証明書は不要。
いさりび鉄道本社では早速、購入に訪れた人がおり、窓口で社員が発券対応した。勝又康郎営業課長は「平日の28日から利用する人が、21日に買いに来るケースが多いのでは」と話していた。午前9時~午後5時。
このほか、JRの函館、桔梗、七飯、大沼、大沼公園、森の6駅でも、またがる区間の定期券を25日まで購入できる。(山崎大和)