【七飯】町西大沼の蓴菜(じゅんさい)沼では、夏の味覚「ジュンサイ」の収穫が始まり、大沼漁協の組合員は朝から作業に追われている。
ジュンサイは澄んだ淡水の沼や池に自生。新芽はプルプルとしたゼリー状の膜に包まれ、やわらかく、つるんとした食感が特徴。今年の収穫は23日から始まり、24日には組合員6人が小舟に乗り、沼に手を入れて丁寧に摘んでいた。
今後、町内の学校給食で提供されるほか、地元のレストランやそば屋などに出荷される。同漁協の松浦喜英理事(48)は「今年も順調に成長している。多くの人に食べてもらいたい」と話している。収穫は7月上旬から中旬がピークで、8月上旬まで続く予定。(北川隼夢)