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スルメイカ9月23トン 月別で過去最低

 函館市農林水産部がまとめた市水産物地方卸売市場での9月の生鮮スルメイカ取扱量は、前年比105トン減の23トンとなり、統計の残る2005年以降、単月としては最も少ない値を更新した。極端な薄漁を反映し1キロあたりの平均単価は同714円高い1677円で、過去最高となった。
 同部によると、9月単月の取扱量は18年以降、4年連続で過去最低を更新。22年は128トンと持ち直したが、23年は再び漁獲不振に陥った形だ。出漁日数は前年と同じ21日で、23トンの内訳は上旬6トン、中旬10トン、下旬7トン。取扱金額は同8385万円減の3897万円だった。水揚げ量は7月から3カ月連続で過去最低が続き、明るい兆しが全く見えない。
 9月の漁獲に関し、同部は「7~9月と不調が続いており、原因は不明だが、夏の高水温が影響している可能性がある。9月は台風の通過がなく、海水がかき混ざる効果がなく、水温が下がりにくかった。イカが店頭で売っておらず、市民の口には入りにくい」とみる。
 今季の漁期(6~9月)の合計は、取扱量が153トンで過去最も少なく、単価が1429円で最も高い。取扱金額は2億1853万円。
 函館市中島廉売内の紺地鮮魚の紺地慶一社長(61)は「9月は店頭にいけすイカがない日も多々あった。『イカがいる場所がない』と漁師も困っていた。いけすイカは店頭で1キロ4000~5000円で、高くて売れない」と嘆く。
 道総研函館水試の三原栄次主任主査は「9月の函館周辺は、日本海から来遊する秋生まれ群と太平洋から来遊する冬生まれ群の両方が混在していると思われるが、秋生まれ群は、資源量の減少または日本近海の分布量の減少が考えられる。冬生まれ群は、資源量の減少または来遊の遅れが要因
ではないか」と指摘。水温に関し「9月の函館近海の表面水温はスルメイカには高すぎる水温だったが、分布の目安となる水深50メートルは適水温となっており、来遊には問題なかった」とする。「今後、冬生まれ群の来遊が一時的に増加することがあるかもしれないが、冬生まれ群の資源量は低迷が続いていることから、漁期を通じた来遊量はそれほど多くはならない」と予測する。(山崎大和)










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