函館マラソン大会実行委(岡部寿一委員長)は24日、6月25日に開催する今年の大会のランナー募集を2月21日午前9時から行うと決めた。募集するのは3年ぶり。人数はフル、ハーフそれぞれ4000人。
2023年第1回総会が函館市役所で開かれ、今年の大会の事業計画と収支予算の各案を承認した。
3年ぶりの開催となった昨年大会は、新型コロナの影響で中止となった2020年のエントリーランナーに出走権を与えて実施。気温が30度近くまで上昇し、完走率が大幅に減少。酷暑リスク軽減を目的に、今大会から7月の第1日曜日をやめ、1週間早めて今年は6月25日に決定した。
コロナ禍での対策に関しては、昨年同様とし、感染状況を鑑みて緩和される場合もあるとした。一方、酷暑対策については、委員から質問が相次いだ。事務局(函館市)は「コロナ禍でやめていた、かぶり水やシャワーの運用が可能かどうか、また、アイスバスや日陰テントの設置などを検討する」とした。
物価高騰の影響で、参加費はこれまでより3割ほど引き上げ、フルが1万2000円、ハーフが6500円とし、各4000人(先着順)を見込む。今回から申し込み方法はフル、ハーフともにインターネット受け付けのみとした。宿泊あっせんも2月14日から特設サイトで行う予定。問い合わせは実行委事務局(0138・21・3576、平日午前9時~午後5時)。(小杉貴洋)