道南のさまざまなグルメが楽しめるイベント「はこだてフードフェスタ2021」について、函館市などで構成する実行委は、15~28日(パート1)、3月15~同28日(パート2)に分けて行うと9日、発表した。パート1は期間中に特別メニューを提供する「おかずデリバリー」や、家庭で作れる料理を紹介する番組を放映し、新型コロナウイルス禍でも自宅でおいしい食事を楽しめる機会を提供。店内飲食やテークアウト、デリバリーと選択肢が増えるパート2につなげる。
フードフェスタは密集を避けるため、会場として予定していた函館アリーナでの開催をやめ、参加各店がテークアウトやデリバリーなどで対応することとしていた。しかし、市内でのコロナ感染拡大の影響で、同実行委は当初2月15日からの開催としていたのを1カ月延期し、開始日を3月15日としていた。
もともと決まっていた企画もあり、一部内容を変更してパート1を開催することとした。函館市内の飲食店が調理した料理を職場に届ける「おかずデリバリー」は、通常に加えて同期間限定で22店舗が特別メニューを提供。運営する「ハコダテミライカモン」(矢田項一社長)は「ニーズが多い中華メニューも多彩。この期間だけしか食べられないものをぜひ」と話す。配達期間は16~19、24~26日で、前日の午後3時までにおかずデリバリーWEBページから注文する。西部地区の個人宅にも届ける。
また、北ガスクッキングスクール専任講師の輪島美哉子さんと、市内のホテルシェフ2人が地域食材を使った特別メニューを指導する料理教室もNCV函館センターの番組、同センター公式ユーチューブで配信される。同実行委は「同期内だけの特別なデリバリーや動画コンテンツをご家庭で楽しんで」と呼び掛けている。
詳しくは同フェスタホームページ(https://hakodate―food―festa.jp/)へ。(小杉貴洋)