函館市は、函館港まつりで市民になじみのある「函館いか踊り」をアレンジした「函館いか踊り体操」の動画コンテストの作品を募集している。新型コロナウイルス禍で同まつりが中止となった中でも、市民にいか踊りの思い出をつくってもらう初の試みで、市健康増進課は「アレンジしたり大勢で踊ったり、構成は自由。楽しさが伝わる動画を待っています」と呼び掛けている。
「いか踊り体操」は、子どもから高齢者まで楽しみながら健康づくりに取り組むことを目指し、2008年に制作。いか踊りの曲中に登場する「いか刺し・塩から・いかソーメン」の振り付けに、有酸素運動やストレッチなどの動きを加え、自宅で手軽にトレーニングできる内容となっている。
コンテストでは、いか踊り体操の曲(3分)に合わせて踊る様子をスマートフォンやビデオカメラで撮影し、4分以内の動画にまとめる。
募集は11月30日まで。実行委が「見た人に“楽しさ”が感じられるか」などを審査し、来年1月下旬に結果を発表。グランプリには5万円、準グランプリは3万円、優秀賞2作品にはそれぞれ1万円を贈呈。同1月31日に市総合保健センターで表彰式を行う予定。
同課では、撮影方法や機材について相談に応じるほか、手本となる動画を市ホームページで掲載。DVDやCDも貸し出す。
市内在住者で年齢不問。個人やグループでの応募も可能で1人1作品まで。問い合わせは実行委(0138・85・6561)へ。(長内宏人)