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五稜郭南西側の石垣修理、国の災害復旧事業に 今年度は解体工事

 函館市教委は、9月に起きた胆振東部地震で崩落した特別史跡五稜郭跡の石垣保存修理に関し、今年度内に解体工事を行う方針だ。自治体の財政負担を軽減する国の災害復旧事業の対象となったため、これまでの環境整備事業から新しい財源に切り替える。災害復旧事業費1億8000万円を計上した今年度一般会計補正予算案を、12月3日開会予定の第4回定例市議会に提出する。2018、19年度の2カ年で整備し、来年10月ごろの完成を目指す。
 災害復旧事業費は、国の補助率が2割かさ上げされ、1億8000万円のうち、国の補助金が1億2600万円。残額の5400万円は地方債を財源に充てる。
 今回崩れた堀内周にある南西側の石垣は、もともとゆがみが激しく、保存修理を実施中だった場所。市は国の「歴史活き活き!史跡等総合活用整備事業」を活用し、今年度の当初予算に環境整備事業費1億2000万円を計上。しかし、地震発生を受けてほぼ執行済み額となっていた3400万円を除く8600万円を減額補正し、今年度の石垣保存修理に充てる予算は計2億1400万円となる。
 崩落規模は幅6メートル、高さ2メートル、奥行き1メートルで、140平方メートルの範囲で復元する。手順は崩れた石を一つ一つ拾い上げて番号を付け、六面の写真を撮ってカルテを作成。堀の水位を下げた上で、根石などの調査も行い、特別史跡五稜郭跡保存整備委員会の意見を聞き、積み石を同じ場所に据え直す。市教委は現段階で単年度での整備は難しいとみて、1億2329万円を19年度に繰り越す。
 10月に文化庁の文化財調査官が現地を調査し、災害復旧事業の要件を満たすとのアドバイスを受けた。今年4月には南側石垣の崩落も確認しているが、南西側は観光客が多い公園入り口の正面に当たるため、先行して工事を進める考え。
 市教委生涯学習部は「国から事前着手の了解を得ており、工期も残り少ないので予算を組んだ。来秋の工事完了を目指す」としている。(山崎大和)










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