来年2月24、25の両日、函館アリーナ(湯川町1)で開かれるグルメイベント「はこだてフードフェスタ」の概要が固まった。昨年同時期の「美食フェスタ」と比べて温かい飲食メニューを充実させるほか、子育て中の母親などを対象とした催事を同時開催し、家族連れら約2万人の来場を見込む。
函館市や函館商工会議所などでつくる実行委の主催。市が進める「食の産業化」の一環で、地域の食の魅力を発信して交流人口拡大を図るとともに地元料理人を育成する目的。
「飲食ブース」では出店者を募り、地場の食材を活用した料理などを提供。昨年の美食フェスタ終了後のアンケートで「温かい料理がもっと食べたい」という声が多かったことから、会場で火を使えるブースを設ける。ホテルで味わえるランチを並べるほか、市内の専門学校と連携して学生考案のメニューも販売する。
また、未就学児を持つ母親を主な対象としたフリーペーパー「クルールはこだて」を発行するリアルグロウ(宮前町)と共同で、「ママズパーティー」を開催。手作り雑貨を作るワークショップなどを開く。
このほか、「マルシェブース」では地元の野菜や水産加工品、スイーツなどを提供。子ども向けの料理教室やステージイベントなども企画し、初日の開催時間は昨年から4時間延長して午前11時~午後8時とする。2日目は午前10時~午後4時。
市経済部経済企画課は「市民はもちろん、情報発信を強化して函館以外からの集客も図り、イベントの定着化を目指したい」としている。(山田大輔)
出店者を募集 1次申し込み30日締め切り
市は「はこだてフードフェスタ」の出店者を募集している。道南に店舗を構える飲食関連業者が対象で、1次申し込みの締め切りは30日。
地場食材を使用した料理を提供する「飲食ブース」最大16店、道南の農産品や水産加工品などを販売する「マルシェブース」最大10店を募集する。複数の事業者による共同出店も可能。
ブースは飲食が幅3・6メートル、マルシェが幅2・7メートルで、共に奥行きは2・7メートル。出店料は飲食が2万7000円(1次募集期間以降は3万2400円)、マルシェが1万6200円(同2万1600円)。実行委で審査し、12月中旬までに出店者を決める。
https://hakodate-foodーfesta.jp/から申込書をダウンロードし、ファクスまたはメールで申し込む。問い合わせは市経済部経済企画課(0138・21・3321)へ。