函館市の工藤寿樹市長は7日までに、4月1日付の市幹部人事をほぼ固めた。3月末で定年退職する総務部長の高橋良弘氏(60)の後任に、市議会事務局長の小野浩氏(56)を充てる意向。観光部長には保健福祉部次長の大泉潤氏(50)を抜てきする。次長級、課長級と合わせて10日に内示する。
来年9人が定年退職を迎え、大幅な若返りが予想されることから、今回は昇格や担当替えなどの異動は部長級全体で8人と小幅にとどめた。
議会事務局長の後任には観光部長の小山内千晴氏(54)を起用。土木部長の齋藤章生氏(59)は定年の1年前に早期退職するため、後任には田畑浩文企画部新幹線開業イベント担当部長(55)が就く。
企業局管理部長の渡辺史郎氏(60)、上下水道部長の鶴巻英二氏(60)は定年退職し、渡辺氏の後任には農林水産部長の藤田光氏(59)が回り、鶴巻氏の後釜には上下水道部次長の加保幸雄氏(56)が内部昇格する。農林水産部長には同部次長の川村真一氏(53)が就く見通し。
また、定年退職する競輪事業部長の三上武一氏(60)の後任には、市民部次長の林寿理氏(54)が昇格する。(山崎大和)