【七飯】大沼の冬を代表するイベント「第56回大沼函館雪と氷の祭典」(実行委主催)が12~13日、大沼公園広場で開かれる。会場では地元の子どもたちが雪像制作に取り掛かるなど、急ピッチで準備が進んでいる。
2年ぶりの開催となる今年は、新型コロナウイルスの再拡大を受けて規模を縮小。毎年人気のジャンボすべり台の制作は中止し、全長約3メートルのミニすべり台の設置と、大沼岳陽学校と道立大沼学園の子どもたちが作る雪像の展示のみとした。
9、10日は大沼岳陽学校の5~8年生55人が作業を行い、アニメキャラクターや芸能人などの雪像を作り上げた。8年の築田佑生さん(14)は「久しぶりの雪像作りで気合が入った。一生懸命作ったのでたくさんの人に見てほしい」と笑顔で話した。
同祭典は、両日とも午前9時~午後4時。感染防止対策として、観覧の順路を設けるほか、入り口での検温と手指消毒を徹底する。また、密を避けるため混雑時は入場制限をする場合がある。問い合わせは七飯大沼国際観光コンベンション協会(0138・67・3020)へ。(北川隼夢)