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ヒグマ人身事故12人 過去最多 農作業中の遭遇多い

 道内で今年度、ヒグマによる人身事故に遭った人は、1962年度の統計開始以降で最多の12人(死者4人、負傷者8人)に上ることが、道のまとめで分かった。道南でも、7月に福島町で女性(77)が死亡した。道は人を恐れないクマが多くなったとみて、農作業など外出時は音の鳴るものを携帯するなど、一層の防止策を講じるよう訴えている。
 道によると、これまでの年度別最多は64年度の8人(死者5人、負傷者3人)だったが、今年度は12人まで拡大。福島町では、女性が農作業中にクマに襲われ、命を落とした可能性が高い。
 今年度は、福島町の事故も含め農作業中の事故が相次いだのが特徴。8月にはオホーツク管内津別町で、女性(66)と別の女性(39)が農作業中にけがを負った。また、4月から11月まで長期間にわたり、クマの事故が発生しており、季節を問わず警戒を強める必要がある。
 全道のヒグマ個体数は、捕獲の容易な残雪期の駆除事業「春グマ駆除」を廃止した90年度に5200頭だったのに対し、2020年度には1万1700頭まで増加したと推定される。
 渡島総合振興局環境生活課は、過去の事例をみると、山菜採りや、登山などのレジャーでクマの事故に遭うケースが多かったが、農作業時のクマとの遭遇による人身被害が複数発生した点に着目。同課は「作業中にラジオを携帯したり、煙を出したりして人間の存在をアピールするとともに、くわやなたなど身を守るものを携帯するなど、対策を強化してほしい」とする。
 また、札幌市東区の住宅街では、ごみ出しなどで4人が襲われ重軽傷を負ったことから「市街地でも、クマの出没情報に十分注意し、人身事故の防止を図って」と呼び掛ける。
 道はホームページで18年度からヒグマ事故の概要、発生要因、対策を公表している。(山崎大和)










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