函館八幡宮(谷地頭町、川見順春宮司)の例祭が14日、始まった。初日は祭り市や松前神楽奉奏などが行われ、約700人の参拝客が楽しんだ。
初日は「第四十回奉納剣道大会」が開かれ、渡島管内の剣道団体が参加。余興「大道芸 日光猿軍団がやってくる!」では、サルがさまざまなパフォーマンスを繰り広げたほか、祭り市では境内にタコ焼きやかき氷などのさまざまな出店が並んだ。
このほか、本殿では地域の繁栄や悪疫退散を祈願し、渡島管内の神職が松前神楽の多彩な演目を披露した。来場した日吉町の会社員、山中結夏さん(22)と原口唯奈さん(22)は「中に入れることはなかなかないので、普段見られないものを見ることができてうれしい」と話していた。
最終日の15日は午前10時から午後3時まで祭り市、午前10時半~午後2時受け付けで呈茶席を行う。今年は大吉抽選会や、昨年は中止した大神輿(みこし)渡御(とぎょ)は実施しない。(木村京子)