はこだて海の教室実行委(菅原雅仁会長)は、函館朝市内に設置しているミニ水族館の水槽展示をリニューアルした。「冬の函館近海の魚」をテーマに、道南の冬の味覚としてなじみのあるゴッコ(ホテイウオ)2匹が泳ぐ姿がじっくり観察できる。ゴッコの展示は今月末まで。
日本財団(東京)の「海と日本プロジェクト」の一環。水槽は函館朝市えきに市場「活いか釣堀ひろば」に全4基あり、2019年7月に展示をスタートした。
ゴッコは、函館市南茅部地区で水揚げした生きたものを入手。初の展示で、入れ替えしながら今月末まで続ける。腹びれ(吸盤)で体をガラス面に密着させたり、尾びれや背びれを使い悠々と泳いだりする姿が楽しめる。
このほか、アイナメ(アブラコ)、エゾメバル(ガヤ)、シマゾイ、オウゴンムラゾイ、サメガレイ、イシガレイなど9種類を展示し、エゾアワビ、ナマコ、ホタテ貝、ムラサキウニの海の生物4種類も新しく入れた。
菅原会長(50)は「ゴッコは、ゴッコ汁の具材としてスーパーなどで販売しているところは見たことがあるが、生きたまま見られるのは珍しい。愛らしく、かわいらしい姿をぜひ見てほしい」と話している。
5月には函館近海の春の魚にリニューアル予定。見学無料。時間は午前7時~午後2時。問い合わせは、事務局(0138・86・7602)へ。(山崎大和)