市立函館保健所は26日、函館市内で新たに16人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。また、13~25日にかけて陸上自衛隊函館駐屯地で隊員12人が感染したと明らかにし、同保健所は市内7例目のクラスター(感染者集団)と認定した。
同保健所によると、新たに感染が分かったのは20代男性5人、女性1人、30代男性1人、女性2人、40代男性1人、50代女性1人、60代男女各1人、70代男女各1人と年代性別非公表の1人。このうち9人は、すでに感染が判明している市内または道内患者の濃厚接触者か接触者。20代男性、30代女性、50代女性、60代と70代男女4人の計7人が感染経路不明。
また、50代女性は25日に市が発表した市民部国保年金課の職員。20代男性1人は函館西署勤務の職員。
いずれも、25日の市衛生試験所または市内医療機関などでのPCR検査で陽性を確認した。軽症か無症状で会話可能。海外渡航歴や流行地への旅行歴はなく、濃厚接触者は現在調査中。市内での感染者数は累計408人となった。