シエスタハコダテ(函館市本町)で2日、函館のトラベリングバンド「ひのき屋」による獅子舞演舞が披露された。子どもから大人まで頭をかまれ、今年1年の厄よけを願った。
新型コロナウイルスの流行によって沈んだ気持ちを吹き飛ばし、今年1年をよい年にしてもらうと開催した。4階の「Gスクエア」で演奏に合わせて獅子が登場。観客の頭をかみ無病息災などを願いながら、笛の音色を音頭に各階を練り歩いた。獅子舞の怖さに泣き出す子どももいたが、新型コロナの影響で数多くの新年イベントが中止となる中、来場者は正月ならではの縁起の良い催しを楽しんでいた。
家族ら7人で獅子舞を楽しんだ函館市広野町の泊口暖ちゃん(6)は「頭をかまれたけど、獅子舞の動きも音楽も楽しかった」と話していた。(野口賢清)