北海道付近が冬型の気圧配置となった影響で、15日の渡島・桧山地方は冷え込みが厳しくなり断続的な雪となった。この影響で函館空港発着の航空便で欠航が出たほか、函館市電では除雪用車両「ササラ電車」が今季初出動した。
気象庁の速報値によると、最低気温は長万部で氷点下10・5度、函館市美原同8・2度、江差同5・7度など、全地点で今季最低となった。午後6時現在の積雪は函館で10センチ、道南で最も多くなったのは八雲町八雲22センチ。
函館市電は午後4時ごろから各電車に遅れが出たことで、ササラ電車は同じごろに駒場車庫を出庫。そのほかの除雪車両も同4~5時に西部地区の軌道を除雪した。
函館地方気象台によると、16日の渡島・桧山地方は雪で吹雪となる見込みで、交通障害、強風、高波、低温による水道凍結に注意を呼び掛けている。(山崎純一)