NPO法人函館エコロジークラブが運営する函館市熱帯植物園(湯川町3)で1日、毎年恒例のサル山温泉がスタートした。湯につかってほっこりとするサルたちの様子が、訪れた来場者を楽しませている。
現在、同園では63頭のニホンザルを飼育。毎年この時期にサル山内の水飲み場に湯の川温泉の源泉を引き、温泉に入るサルの様子が来場者の間で人気となっている。
温泉はサルにとって適温とされる41度に調整。初日の同日は雪がちらつく寒さで、サルたちが湯けむりの中で暖を取り、リラックスした表情で湯につかる愛らしい様子に来場者を和ませていた。千葉県船橋市から夫婦で訪れた山口きょう子さん(76)は「温泉に入るサルを楽しみに来たので見られて良かった。雪も降っていて、雰囲気も良い」と話していた。
サル山温泉は来年5月5日まで。年末は12月29日~1月1日は休園し、2日から開園。時間は午前9時半~午後4時半。(飯尾遼太)