函館市陣川町の四稜郭ファーム坂爪農場で4日、イベント「畑で暮らそ。」が開かれ、親子連れら約80人が芋掘りを体験し、焼き芋を味わった。
イベントは同農場の坂爪明子さん、スリングアドバイザーの高橋麻実さん、会社員の岡田晶子さんが「どの子もうちの子」という共同養育をコンセプトに、2年前から月1回ほどのペースで開催している。
この日は、親子連れを中心に普段より多い約80人が参加。たき火用の小枝を集めた後、あらかじめ収穫して熟成させたサツマイモを新聞紙やアルミホイルで包んで焼き芋作りの準備をした。
その後、畑でサツマイモ堀りを体験。手で土を丁寧に取り、大小さまざまなサツマイモを収穫した。最後は、出来たての焼き芋をおいしそうに頬張り、収穫したサツマイモは持ち帰った。
市内の佐藤瑞希さん(36)は「自然の中で子どもも自由に遊べる。なかなかできない体験なので楽しい」と笑顔。一緒に参加した親戚の上ノ国小学校1年の木村つきなちゃんも「甘くておいしい」と話していた。(早坂直美)