【北斗】北斗市健康センター・せせらぎ温泉(本町4)で22日、甘い香りが特徴的なマルメロを湯船に浮かべるサービスが始まった。マルメロの収穫時期に合わせて実施する恒例の変わり湯で、31日まで。
マルメロは市の特産の一つ。洋ナシの形に似た鮮やかな黄色の実は生食に適さないが、主にジャムやワインなどに加工され、香りを生かして芳香剤にも利用されている。
同温泉では、市内市渡の市営ほ場で収穫したマルメロを使用し、男湯、女湯にそれぞれ約70個分のマルメロを中風呂に入れている。夕方、実の入れ替えをし、閉館時間まで香りを維持している。
入浴客は湯に浮いている実を手に取って香りをかぐなどしながら入浴を楽しんでいた。奥尻町から来館した唐川和夫さん(84)は「香りが良くて、気持ち良く入浴できた。体がポカポカです」と話していた。
営業時間は午前9時~午後10時。毎週月曜休館(祝日の場合営業)。大人350円。問い合わせは同温泉(0138・77・7070)へ。(鈴木 潤)