函館アリーナ(湯川町1、小越康雄館長)南側(道道函館南茅部線側)前で25日、花時計にパンジーを植え付ける作業が行われた。時計の運転は2年半ぶりで、26日からの予定。
花時計は函館市民会館と旧市民体育館の間に1970年に作られたが、アリーナ建設工事のため2013年10月15日をもって運転を終了し、保存されていた。アリーナは昨年夏に完成し、花時計は現在地に移動したが、花や植え付ける土の準備が間に合わず、この春から再開となった。
作業は市内の総合造園業・田中潦風園の5人が行った。花壇は以前と同じ円形で直径6・3メートル。パンジーは7色を使用。中央には白色の中に青色の花が円を描くように配し、アリーナのシンボルマークを表現。円の縁は24等分したスペースに黄、赤、紫などを分けて植え、時間の目安がつくようにしている。パンジーは6月までで、夏は花を入れ替え、冬に時計の針を外し、ハボタンを植える予定。
小越館長は「昨年はご迷惑をかけたが、今年は大型連休に間に合った。利用者ばかりでなく、市電の車内からも見ることができるので、楽しんでほしい」と話している。
このほか、アリーナ北側のともえ広場には、こいのぼりが5月5日まで掲げられる。(山崎純一)