【七飯】大沼国定公園の湖畔では、スイレン科の「コウホネ」(河骨)の丸い花が湖面を黄金色に彩り、初夏の訪れを告げている。見ごろは7月中旬ごろまで。
同園では、水面から空中に巨大な葉を広げる「コウホネ」と、葉が水面に浮き、花だけが空に向かって突き出る「ネムロコウホネ」の2種類を鑑賞できる。名前は、水中にある白い根が白骨に見えることに由来する。
函館市青柳町からコウホネの写真を撮影しに来ていた高野利栄さん(66)は「夏になればほぼ毎年撮りに来ている。大沼の夏と言えばコウホネの黄色のイメージ」とほほ笑んだ。(柳元貴成)