函館市住宅都市施設公社は2日、道立道南四季の杜公園で、小学生らを対象にした田植え体験会を実施した。親子連れら約50人が参加し、晴天の下で稲苗の植え付けを楽しんだ。
田植えを通して食べ物の大切さを知ってもらおうと毎年実施している。今回は園内にある3枚(各9アール)の水田のうち、1枚の半分の4・5アールを使用。参加者は一列に並び、泥の感触を楽しんだり、カエルなどの生き物を見つけたりしながら、もち米の苗を植え付けていった。
残りは同公社の職員が作付けし、秋に500キロ程度の収穫を見込む。両親と参加した道教育大附属函館小学校4年のポタサニャー花さん(9)は「楽しかったけれど農家さんの大変さを知り、感謝の気持ちが生まれた。秋の収穫が楽しみ」と笑顔を見せていた。(金子真人)