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縄文大使就任とトークイベントにぎわう 17日も

 北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録実現への機運を盛り上げる「道南縄文応援大使」の任命式が16日、函館蔦屋書店で開かれた。道南縄文文化推進協議会の境勝則会長が、大使の3人にたすきと委嘱状を手渡した。
 大使に就任したのは、タレントの藤岡みなみさん、映画監督の山岡信貴さん、フリーペーパー「縄文ZINE」編集長の望月昭秀さん。境会長は「世界遺産登録に向けた機運の醸成、縄文ファン拡大に力を貸してほしい」と述べた。
 藤岡さんは「地域を巻き込んで縄文を盛り上げ、眠っている縄文愛を発掘していきたい」、山岡さんは「縄文の価値に気づいてもらう役割を果たしたい」と述べた。望月さんは「縄文が好きで勝手に応援しようとフリーペーパーを作っている。大使としてアピールしたい」と意気込んだ。
 藤岡さんと望月さんは引き続き、同書店であったトークセッション「JOMONカフェ~いい機会だから、いろいろ縄文のこと」に出演した。
 望月さんは2015年に創刊した「縄文ZINE」を紹介。表紙を飾るのは、土偶のポーズをまねたモデル「ドグモ」で、第3号の表紙が戸井貝塚出土の角偶のポーズをまねた藤岡さんで「今思うとこのときから(道南と)縁がありますね」と話した。このほか、北斗市出土の重要文化財「人形装飾付異形注口土器」や、森町出土の「イカ形(鐸形)土製品」など道南のユニークな出土品や同書店敷地が縄文中期の桔梗2遺跡であることなど、身近な縄文の楽しみ方を伝えた。
 トークセッションは17日は午前11時、午後1時、同5時からの3回で、山岡さんと文筆家の譽田亜紀子さんが出演。また、同書店1階マルシェでは「ドキドキ縄文エキスポ」を開催。中空土偶(複製)の展示をはじめ、土器や土偶、土製品などを多数展示。体験コーナーもある。24日まで。(今井正一)










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