【鹿部】「しかべ間歇泉(かんけつせん)」が北海道遺産に選定されたことを受けて25日、道の駅「しかべ間歇泉公園」で記念セレモニーが開かれた。町関係者がさらなる魅力の発信へ決意を新たにするとともに、集まった地域住民や観光客と共に選定を祝った。
北海道遺産は次の世代に引き継ぎたい有形・無形の財産で、札幌のNPO法人北海道遺産協議会が選定。間歇泉は1日に発表された第3回選定で加わった。
同道の駅運営協議会の鈴木昌志会長は「94年間にわたり地域の方が守り続けてきた間歇泉は、小さな町の大きな宝。選定を契機に鹿部のシンボルを北海道、全国、全世界に発信したい」とあいさつ。盛田昌彦町長は「今度は我々が100年、間歇泉を守り育て、自らの手で未来を創造していきたい」と力を込めた。
町や町議会の関係者が選定を祝うくす玉を割ると、会場には大きな拍手が響いた。その後、餅まきで来場者と共に喜びを分かち合った。(稲船優香)