函館地方気象台によると、低気圧の影響で渡島地方は4日正午ごろまで大雪になる。さらに雪は断続的に続く見込みで、5日にかけて交通機関に影響が出る可能性がある。また、湿った重い雪となるため、電線の着雪にも注意を呼び掛けている。市民生活に影響がを及ぼす恐れがあり、厳重な警戒が必要だ。
同気象台は3日午後6時10分ごろ、渡島全域に大雪警報を発表。日本海中部にある低気圧が発達しながらゆっくりと北海道付近に近づき、渡島半島の西に進む見込み。予想される降雪量は、3日午後6時から24時間で、渡島60センチ、桧山40センチ。
大雪のピークは4日の正午ごろだが、低気圧の動きが遅いことで雪はその後も断続的に続き、12時間で最大40センチの降雪が予想されるという。
函館では1月12日、一日に41センチの大雪となったが、この時は西高東低の気圧配置で西南西の風を受けていたが、4日は東や東南からの風のため、湿り雪になりやすい状況となる。正午までで予想される最大風速は渡島の陸上で13メートル。波の高さは5メートルのち4メートル。
このほか渡島、桧山地方で落雷、突風、ひょう、高波、なだれに注意が必要としている。(山崎純一)