道内唯一の国指定文化財庭園「香雪園」(函館市見晴町)で21日、園内をライトアップする「はこだてMOMI-G(もみじ)フェスタ」(市主催)が開幕する。20日夜に試験点灯が行われ、鮮やかに色付く紅葉の幻想的な情景を醸し出した。
函館が誇る紅葉の名所を楽しんでもらおうと、2009年から夜間点灯を実施している。
イベントは11月12日まで。木曜日を除き毎日午後5時からは30分間のミニライブ(金曜日は同6時半から)や、毎週土、日曜には親子で楽しめる押し花デザインや着物で散策できる体験会などを企画している。
20日は関係者らが園内を歩きながら、2種類約120灯のライトの光と照らされた木々を確認して歩いた。赤、黄、緑と風情ある色合いに外国人観光客らが写真を撮る姿もあった。
同園を管理する市住宅都市施設公社は「約100メートルのカエデ並木やオオサカズキなどが見どころ。色付きは良く、趣(おもむき)のある色合いを楽しんでほしい」としている。問い合わせは同公社花と緑の課(0138・40・3605)まで。(三好若奈)