【北斗】JA新はこだて(輪島桂組合長)は3日、函館育ちライスターミナルで2017年産新米の試食会を開いた。ふっくりんこなどの食べ比べを行い、今年もコメがおいしく実ったことを確認した。
試食に先立ち、渡島農業改良普及センターの渡邊博司主任普及指導員が、渡島管内の水稲の生育について解説。「7月上旬は8月を上回る気温だったが、8月上旬は平年を下回るなど、めりはりのある気温だった」と振り返った。コメの質については「収穫は平年より6日遅れでスタートしたが、タンパク質が低くおいしいお米に仕上がった」と紹介した。
試食ではふっくりんこときたくりん、ななつぼし、他府県米の4銘柄を、伏せた状態で試食。参加した約20人はおいしさや白さ、つや、香り、粘りなどを味わいながら評価した。輪島組合長は「どのコメもとてもおいしく、自信をもっておすすめできるものだ」と出来栄えに太鼓判を押した。(野口賢清)