夏の暑さがおさまるころとされる二十四節気の一つ「処暑」の23日、函館市内は好天に恵まれた。最高気温は午後2時20分に27・7度を観測。27度を超えたのは今月6日以来で、夏が戻ったかのような日差しとなり、汗ばむ一日となった。
函館地方気象台によると、冷たい空気をもたらしてきたオホーツク海高気圧が北海道の南東に移動し、高圧部に覆われて晴れ間が広がった。道南では八雲で29・0度、森で28・8度、木古内で27・5度など、各地で夏日となった。
函館市西部地区でソフトクリームなど、冷たいものを扱う各飲食店もにぎわった。修学旅行で訪れている羽幌中学校(留萌管内羽幌町)3年の與儀萌夏さん(15)は「今日は暑いです。函館は家やお店がおしゃれ。スイーツを食べるのが楽しみ」と話していた。
24日は前線を伴った低気圧が近づくため、桧山管内で昼ごろから、渡島管内で夕方から雨となり、25日の午前中まで続き、その後は回復に向かうという。(今井正一)