はこだてみらい館(若松町、キラリス函館3階)のテラスに開設した工作コーナー「つくる!ゲーム展」が夏休み中の子どもたちでにぎわっている。段ボールやストローなど、さまざまな素材が自由に利用でき、連日、独創的な作品が次々と生まれている。
7月14日から始まったデジタルゲームの歴史を紹介する企画展「あそぶ!ゲーム展」に合わせて開設。夏休みに入り、1日平均300人が来館し、定期券購入者も増えているという。
テラスには、子どもたちが自由に使うことができる段ボール、ストロー、割りばし、ペットボトル、輪ゴム、洗濯ばさみ、緩衝材などさまざまな素材を用意。ビー玉以外は個数制限もなく、作品は持ち帰ることができる。
開設当初は作品の設計図を置いていたが設置をやめた以降は独創的な作品をつくる子どもたちが増えたという。スタッフや来館者による作品を手に取って参考にすることも可能で、親子で工作を楽しんだり、毎日来館して少しずつ巨大なボールゲームづくりを続ける児童など、連日、さまざまな作品が生まれている。
子どもたちへのアドバイスにも応じているスタッフの飯塚昂大さん(22)=公立はこだて未来大4年は「子どもたちは材料をいじっているうちに、発展先を見つけていく。ユニークな作品が生まれている」と話していた。
入館料は大人600円、高校生以下300円、未就学児無料。問い合わせは同館(0138・26・6000)へ。(今井正一)