気圧の谷の影響で6日の道南は午前中まで冷たい風雨となった所が多かった。函館市内のサクラの名所、五稜郭公園では、満開のサクラの花が風を受けて“花吹雪”のように散り、木の周辺は薄ピンク色のじゅうたんのようになっていた。
今年の同公園のソメイヨシノは4月30日に満開となり、大型連休後半は穏やかで暖かい日が続いたおかげで連日大勢の花見客でにぎわった。この日は雨の中でもジンギスカンを楽しむ人が見られたほか、散り桜となった園内を撮影しようと、写真愛好家も訪れた。
埼玉県川口市の会社員島田裕二郎さん(51)は「枝にまだサクラがたくさんある一方で花びらが地面を覆っていて、絶好のシャッターチャンスの日に来ることができた。しかし寒いですね」と話していた。(山崎純一)



