フィンランドの多目的砕氷船「NORDICA(ノルディカ)」(9392トン)が16日から、函館港西埠頭(ふとう)に停泊している。北極海など氷に覆われた厳しい環境下でも航行できる特殊な船だ。
フィンランドの国有企業「ARCTIA社」(本社・ヘルシンキ)の所有船で、同社のホームページによると、全長116メートル、全幅26メートル、後部甲板には作業用のクレーンなどを備える。
船舶代理店の共栄運輸(海岸町)などによると、函館には初寄港で、乗組員交代のための入港した。出港日時は未定。ロシア・サハリン近海での砕氷作業に向かう途中とみられる。(今井正一)