函館市末広町14のガラス工房「ザ・グラススタジオイン函館」(水口議(はかる)代表)で、来年のえと「とり」にちなんだ作品づくりが盛んだ。愛らしい姿と温かみのある輝きで、新春の訪れを待っている。
同工房のえとの置き物づくりは1984年から始まり、とりは3回目。ニワトリが正面を見据えるガラス細工で、金ぱくと銀ぱくを練り込んで今年も豪華な仕上がりだ。
工房は1200度の炉がありポカポカ陽気。半そで姿の水口代表(64)と長男の竜弥さん(37)が手際良く7、8分で1体を形成、一晩じっくり冷やす。水口代表は「景気や暮らしがもっと良くなってほしいと願い、(作品を)いつも以上に顔を上向かせるようにしている」と笑う。
Sサイズ(約8センチ)2484円、Lサイズ(約11センチ)3780円。問い合わせは同店(0138・27・1569)へ。(田中陽介)