29日に開幕する函館の冬を代表するイベント「2025はこだてクリスマスファンタジー」(実行委主催)を前に26日、シンボルの巨大ツリーが会場の赤レンガ倉庫(函館市末広町)群前海上にお目見えした。
イベントは、今年で28回目。海に浮かぶツリーの美しいイルミネーションをはじめ、花火の打ち上げやスープバーを目的に、毎年市民や観光客が多数訪れる。ツリーは高さ約20メートルの道産トドマツを使用し、約15万球の電飾で装飾。クレーンでつり上げたツリーを台船に乗せ、北浜町岸壁から約30分かけ運んだ。
ツリーの海上移動を親子で見物に訪れた美原5の主婦、石垣純子さん(55)と学生の美和さん(20)は「タイミングがあれば見たいと思っていたのでラッキー、見ることができて良かった」と喜び、動画を撮影していた。
今年のイベントは12月25日までの27日間。イルミネーション点灯は午後4時半~同5時45分と、同6時~同10時(初日のみ同6時開始)。緑の島から打ち上げる花火は同6時。ツリーを赤一色に染める光の演出「プレミアムレッドツリー」は、同6時半、同7時半、同8時半から各15分間の毎日3回。市内の飲食店8店舗が出店するスープバーは、同4時半~同8時営業で、今月28日まで抽選券付きの前売りチケット(2枚つづり、1400円)を販売している。
また、29日、30日、12月21日、24日、25日にはJRA函館競馬場特別協賛のスペシャル花火なども。イベント詳細は公式ホームページへ。(竹田 亘)



