• 函館新聞デジタル
    ご購読申込はこちら
  • 5/17
    函新ウイークリーレビュー
  • 動画ニュース
    巨大クルーズ船「MSCベリッシマ」函館に今季初入港
  • 7月14日
    函館港花火大会
  • 5月のプレゼント
    映画鑑賞券
  • 求人情報
    記者、総務経理スタッフ

開陽丸の潜水調査今年も実施へ 8月下旬に/船体の保存状態確認 江差町教委

 【江差】町教委は、江差港内に沈む旧幕府軍の軍艦「開陽丸」に関する今年度調査事業を8月下旬から実施する。潜水調査や、開陽丸記念館の展示資料(遺物)分析と環境調査、海底遺跡の三次元モデル作成に向けた実地研修、水中遺跡調査の普及啓発活動を予定している。
 文化庁の水中遺跡保護体制を充実させる調査研究事業の一環。同庁が昨年3月に刊行した発掘調査の手引書「水中遺跡ハンドブック」を活用しながら、掲載された実践例に基づき調査を進める。潜水調査は約1年ぶり。事業費500万円を専決処分で予算処置している。
 潜水調査は、海底の大型船体をむしばむフナクイムシ(貝類)対策のため1989年にかぶせた銅網の有効性と、船体の保存状態を確認する。昨年採取した銅網のサンプルは30年余りが経過し、炭酸カルシウムの被膜に覆われており、フナクイムシが嫌う銅イオンの溶出は適正ではないのではないかと懸念された。遺跡周囲の海水を採取し、銅イオンが溶出しているのか分析などを行う。
 24年度には、船体とその周辺の海底の様子を三次元モデルで作成することを計画しており、その前準備として今年度はモデル作成に必要な水中写真撮影と情報処理技術の取得を目指した実地研修を、周辺自治体の水中遺跡担当者を対象に行う。実施時期は1月下旬~2月上旬ごろを予定。
 調査を担当する小峰彩揶学芸員は「今年の調査で銅網の効果があるのか、船体がどれくらい劣化しているのかを、科学的な分析で証明したい」と話し、「海底に船体があることを知っている町民は少なく、普段は見えないところにあるので、将来は3Dモデルにして誰もが見えるようにし、周知発信していきたい」と意気込んでいる。(入江智一)










      最新記事











      きょうの人生指針/誕生月占い

      函館新聞デジタルとは
      函館新聞 デジタル お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      最新ニュース

      アクセスランキング

      1. 「函館の豊かな食に感動」 函館ロケ映画「おいしい給食」市原隼人さんが舞台あいさつ
      2. 最後の土方コンテスト 東京の平野さんが優勝
      3. 北斗市向野で乗用車とトラックが衝突事故 2人大けが
      4. 長万部漁港で海中転落、男性死亡
      5. ダンプの運転手が重傷 北斗市七重浜7で事故
      6. 函館港西、函館東が奮闘 中学軟式野球・ミズノ旗争奪全道大会
      7. 北斗市向野でワゴンとトラックが衝突 2人大けが
      8. 大谷2幼稚園が合同で花まつり 稚児行列で釈迦の誕生祝う
      9. 「函館の景観素晴らしい」米掃海艦「ウォーリア」艦長が会見
      10. 迫力満点の歴史絵巻に歓声 五稜郭祭最終日 維新行列

      函館新聞宅配購読お申込み

      お試し(1週間)もございます。

      フリーマガジン「ハコラク」も毎月お届け

      はこしんフォトサービス
      フォトサービス

      掲載された写真を購入できます

      はこしんバックナンバー
      バックナンバー

      過去3ヵ月以内の函館新聞を購入

      はこしんポスト
      ポスト

      取材依頼・情報提供・お問い合わせ

      国内外の主要ニュース


      クローズアップ


      ニュースカレンダー

      紙面ビューア

      SNS公式アカウント

      5月20日のイベント情報

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      関連サイト