【七飯】大沼国定公園の大沼、小沼などの湖畔では「コウホネ」が見ごろとなった。丸く黄色い花が水中から突き出るように咲き、散策する人たちが大沼の初夏の訪れを感じながら見入っている。
日本原産で和名は「河骨」。地下茎が白骨のように見えることから付けられた。大沼公園内では水面から大きな葉を空中に広げるコウホネと、葉が水面に浮き、花がやや小さい「ネムロコウホネ」が見られる。
小沼の群生地ではコウホネの中、繁殖したカンムリカイツブリが見られている。頭に黒い毛の冠羽があり、ヒナを背中に乗せた親鳥が泳いでいる。(山崎純一)