函館市西部地区をスペインの立ち飲み居酒屋「バル」に見立て、はしご酒を楽しむイベント「第23回函館西部地区バル街」(実行委主催)が5月20日、同地区で開かれる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が続き、今回が約3年半ぶりの開催。実行委の深谷宏治委員長は「ようやく再開にこぎつけることができた。コロナ禍で町に繰り出す機会が減っていた人は、ぜひ足を運んで食べ飲み歩きを楽しんでもらいたい」と参加を呼び掛けている。
バル街は2004年にスタートし、毎年春と夏の2回開催している人気イベントで、市内近郊のみならず全道、全国各地から多くのファンでにぎわう。ただ、19年9月の開催を最後に、20年春から22年秋まで6回連続で中止となっていた。
今回の復活開催には函館市内の48店に加え、道南1市4町と青森県弘前市から9店が参加。このうち初参加は16店。チケットは前売り4000円、当日5000円でそれぞれ5枚つづり。各店舗でチケット1枚と引き換えに、飲み物とピンチョス(おつまみ)の特別セットを提供してもらう。各店舗のメニューは、当日函館市地域交流まちづくりセンター内に設置されるインフォメーションブース「バル街i」に掲示される。
また、各種ライブイベントや着物の無料着付けなどを行う「着ものdeバルを楽しもう」の協賛イベントも用意している。
チケットは4月20日販売開始。参加店舗(弘前市を除く)で直接購入できるほか、インターネットで予約できる。詳しくは20日に更新されるバル街HP(https://www.barーgai.com/)で確認する。問い合わせはレストランバスク(0138・56・1570)へ。(小川俊之)