北海道付近が高気圧の圏内にあり、8日の道南は晴れて気温が上がった。函館地方気象台によると各地の最高気温は、江差30・6度、奥尻町稲穂30・1度、奥尻空港28・6度の3地点が今年最高を記録。このほか、厚沢部町鶉33・1度、函館31・5度、松前30・5度が真夏日で、函館は2012年以来の3日連続だった。
この暑さの中、海水浴場では涼を求める人でにぎわった。北斗市の七重浜海水浴場は、朝から家族連れらの姿が見られた。札幌から家族4人で実家のある函館を訪れていた主婦の高倉裕利子さん(35)は「水は冷たくて気持ちいいけど、函館も暑いですね」と話した。函館市の入舟町前浜海水浴場も同様で、友人2人で泳ぎに来たという北斗市の会社員布川雄大さん(28)は「水深があるので思いきり泳ぐのに良い。気持ち良かった」と笑顔を見せていた。
同気象台によると、9日の函館の予想最高気温は30度で、向こう1週間は29~30度まで上がる。また、渡島・桧山は9日朝にかけて大気の状態が不安定になる見込みで、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょう、急な強い雨への注意を呼び掛けている。(半澤孝平)