69年間、ありがとう―来年度から大川、五稜の両中学校と統合し、「函館五稜郭中学校」となる函館桐花中学校(風間和夫校長、生徒311人)で28日、閉校式が行われた在校生や歴代校長、旧職員、同窓生など約500人が出席し、紡いできた歴史と伝統に思いをはせた
風間校長は、第3代校長柏崎賢次郎氏の言葉を引用し「歴代校長や教職員が地域住民と共に、毎年丹念に校風という米をまき、生徒と教員が汗を流して歴史と伝統という米を実らせた閉校は寂しいが、生徒は五稜郭中学校開校と同時に新しい米をまき、育てていくものと確信している」と力を込めた
開校からの歩みを振り返る映像を放映した後、生徒有志14人が「多くの先輩がつないでくれた心は、私たちの誇り、〝桐花プライド〟名前はなくなってしまうけれど、歴史は絶対に消えるものではない」と群読前生徒会長の板谷美優さん(3年)からバトンを託された現生徒会長の対馬楓菜さん(2年)が「新しい時代を担う代表として、プライドを必ず未来につなげる」と誓った