函館港イルミナシオン映画祭実行委員会は24日、「第19回シナリオ大賞」の最高賞(グランプリ)函館市長賞に、兵庫県西宮市のスポーツセンター指導員よしおよしたか(本名・謝花喜天(ざはなよしたか))さん(41)の作品「時子」を選んだと発表した授賞式は12月4日に金森ホールで行われる
今年は全国から93作品が寄せられ、実行委が選考した10作品を荒俣宏さん(作家)、大森一樹さん(映画監督)、河井信哉さん(映画プロデューサー)の3人が18日、最終審査した
よしおさんの作品「時子」は、40歳の男女4人がマッチの炎から現れた不思議な少女「時子」にまつわる30年前の不思議な出来事を通して再び「生きる力」を分かち合い、人生に向き合うストーリー函館大火などのキーワードも登場するよしおさんは「受賞の一報に驚き、今はうれしさがこみ上げている」と喜んでいる
準グランプリは千葉県千葉市の太田野歩(のっぽ)さん(61)の「ブリキのジープ」が選ばれた同大賞は函館の街から新しい映画や人材を全国に発信しようと、1996年度から続いている(半澤孝平)